有機廃液(COD/BOD)処理
原理
高濃度、高負荷のCOD処理に関して、必要な前処理を行った後、生物処理法または凝集沈殿で1次処理を行い、その出口液に対して科学的酸化処理を行い、所定の放流水質を満足します。
特徴
生物処理の特長と化学処理の特長を組み合わせた処理方法です。
- ランニングコストの小さい生物処理で、処理可能な範囲で汚濁負荷を低減し、トータルのランニングコストを抑制。
- 難溶性有機物を生成することが可能な場合、生物処理の代わりに凝集沈殿を用いるケースもある。
- 後段で化学処理を行い、排出基準までCOD濃度を低減。生物処理と比較して安定操業が見込める化学処理で仕上げを行う。
- 生物処理だけでは排水基準を満たすことが困難な排水、生物処理では操業が安定しない排水に好適。
- 生物処理が一時的にトラブルを起こした場合には、化学処理のみで処理を行い、生物処理の復旧までをカバー。